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by lucky-ukky

奈良・大和路散歩 その1

■第1日 長谷寺~飛鳥 -10月7日-
東京駅発6:00ののぞみ1号に乗り、京都経由で奈良・長谷寺へ。
午前10:00頃に長谷寺駅到着。

a0018313_14383463.jpgまずは、参道にある長谷山口坐神社へお参り。

天岩戸をこじ開けて天照大神を引っぱり出したという手力雄命(たじからおのみこと)を祀っています。
この地が、大和の国と伊勢を結ぶ要衝の地だったことを考えると、手力雄命が祀られていることには何か意味があるのでは?なんて思ったり。
a0018313_14435251.jpgそして長谷寺へ。
花や紅葉の季節ではないので、人気もまばら。
ゆっくり参拝できるのはいいけど、せっかく遠路来るのだから美しい風景を見たい思いもあり、私はちょっとフクザツな心境。

一方、初めて訪れたオットはけっこう満足の様子。
息を切らしながら回廊を上り、本堂の身の丈10mを超える大きな十一面観音にしばし見入っていました。

私はここで御朱印帳を買い求め、スタンプラリーよろしく御朱印を集めることにしました。これがこの旅行一番の散財の元になるとも知らずに…
長谷寺を降りてきて、ちょっと早めの昼食として門前の店でにゅうめん定食(1250円)を。
参道の途中にある法起院に寄り、飛鳥へと向かいます。

飛鳥駅前でレンタサイクルを2日間(1500円)で借り、飛鳥巡り。
ところが、空は雨模様。ともかく、民宿に荷物を置かせてもらい、カッパ着用で外へ。

川原寺の礎石の並びを左手に見つつ、まずはちょっと小高いところにある橘寺に向かいます。

a0018313_14594232.jpgここは私も初めて訪れるところ。
ここから見る飛鳥の風景はまた格別です。飛鳥の最盛期には、川原寺をはじめ飛鳥の主要な施設が見渡せたことでしょう。
聖徳太子生誕の地と伝えられるこの寺は、酔芙蓉の花が咲き乱れていてとてもきれいでした。

この寺には、善と悪の二つの顔を持つといわれる二面石や、聖徳太子がお経を高じているときに月・日・星の光が輝いたという三光石など、不思議な石があります。
何ともひなびた風情の静かな寺は、実は謎に包まれているのです。
a0018313_20313191.jpgこの後、蘇我入鹿殺害(いわゆる大化の改新)の現場と伝えられる飛鳥板葺宮へ。

黄金色の稲穂の中に忽然と現れる芝生と石畳の公園。それが伝飛鳥板葺宮。
1360年前の権力争いの中で起こった暗殺事件に思いをはせるには、あまりに平和な風景です。
ここから自転車で2分もかからないところには入鹿首塚が。
そしてそのすぐ目の前には飛鳥寺

a0018313_2041554.jpg中大兄皇子と中臣鎌足が出会ったと伝えられるこの寺も、飛鳥地域の他の寺同様、往時の隆盛ぶりはなく、静かで小さな寺となっています。

本堂には、歴史の教科書に出てきたアルカイックスマイルの大仏様。
何度も火災にあって、修復の後も痛々しい。

お寺の方の解説がひととおり終わると、
「どうぞご自由に仏様の写真を撮ってください」とのお言葉。
写真を撮って、いつも身近に置いてくださいとの配慮なのだとか。なるほど~!
降ったりやんだりの雨模様の中、次は飛鳥資料館へ。
ここで私が一番見たかったのは、復元された山田寺東回廊でした。
私の卒論テーマは、山田寺を開設した蘇我倉山田石川麻呂とその時代について。
今読み直してみると、赤面してしまうほど浅薄で、論文というよりは時代小説のようですが、やっぱりここには思い入れがありました。
復元された回廊を目の前にして、感慨ひとしおです。

a0018313_21020100.jpg資料館の外に出ると、西の空に傾いた日が小雨を照らして虹が!

雨(rain)の弓(bow)とはよく言ったモノです。
a0018313_2151565.jpg第1日目の締めくくりは岡寺

必死になって坂道をこぎ上がり、三重塔のふもとで見たのは
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飛鳥の夕暮れでした。


■第2日 飛鳥~佐保路~興福寺~春日大社 -10月8日-
2日目は朝から雨。
カバンをビニール袋に入れてカッパを着込み、レンタサイクルで亀石を経て高松塚古墳へ。
すっかり整備されて史跡公園となっている高松塚古墳にちょっとビックリ。
本来ならゆっくり散策したいところだけど、雨が激しくなったため、急いで高松塚壁画館に入りました。
ここでは壁画や石室内が見事に再現されていて、古代の雰囲気を少しだけ体感できます。
高松塚古墳の解体保存についてのアンケートも実施されていましたが、特に意見もなく答えられず。

飛鳥駅から近鉄に乗り、奈良駅へ。着く頃には雨も上がりました。
本当は浄瑠璃寺に行きたかったのだけど、バスの本数が少なくて時間が合わず断念。
急遽、来たバスに飛び乗って法華寺に向かいました。

ここは藤原不比等の家があったところ。平城宮にも近く、さぞかし通勤便利だったことでしょう。
オットは今日も熱心に仏像を拝観しています。ちょっと意外。
私は尼僧さんが一つずつ手づくりするかわいい御守犬を購入。

法華寺から、在原業平ゆかりの不退寺へ。
平安の色男・業平がつくったと言う聖観音立像を見ていたら、雷雨襲来!
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お寺とご本尊の説明をしてくれた檀家のオバサンが、
「この雨でもしお寺がつぶれでも、それもご縁と言うことで…」
と、ひと言。
それが冗談と分かっていても笑いが引きつるくらい古い寺でした。

奈良駅に戻り、釜めし志津香で遅い昼食。
予定ではこの後、東大寺・興福寺・春日大社に行くつもりでしたが、天気も相変わらず降ったりやんだりで歩きまわりにくく、とても無理と判断して東大寺は翌日に変更。

まずは、近くの興福寺へ。ここもまた、法華寺同様、藤原氏縁の寺。
a0018313_2227194.jpgさすが奈良。
さっそく鹿がお出迎え。

国宝建築だらけの境内をそぞろあるいて、これまた国宝彫刻だらけの国宝館へ。
ここでもオット、
「教科書で見たことのある仏像ばかりだ~!」
と、とても熱心に見ていました。
いったいいつから仏像に興味が??

と感心しつつ、私もお気に入りの仏像の前を行ったり来たり。
ふと気がつくと、4時過ぎになっていて春日大社へ行くためのタイムリミットが来てました。

再び降り出した雨の中、薄暗い春日の杜を急いで春日大社へ。
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ここでも、スタンプラリー…いえいえ御朱印を書いてもらいながら、ふと、
「あれ?ここは神様では?なのに御朱印??」

ちょっとヘンな気もしましたが、多神教の国、神々の棲む大和の国ならではということで、不問に付すことに。

面白かったのが、「悩み事お祓いコーナー」。
用紙に悩みをありのままに書いて封筒に入れて納めると、後日まとめてお祓いしてくれるというもの。
しかも無料。
オット、何やら熱心に書いてましたが、いったい何を?
そんなこんなで疲れてよろけながら、猿沢池近くの素泊まり6500円(熟年旅行とは思えない!)の旅館に戻り、2日目の夜が過ぎていったのでした。
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by lucky-ukky | 2005-10-15 22:53 | TRAVEL/旅行