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by lucky-ukky

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■第3日 東大寺~秋篠寺~薬師寺 -10月9日-
前日の雨もすっかり上がって、秋晴れの気持ちいい朝を迎えました。
これでゆっくり東大寺を散策できます。

a0018313_23104367.jpg朝の奈良公園
鹿もまだ眠そうです。

この日は、春日大社の鹿苑で鹿の角切り行事が行われる日。
知ってか知らずか、あちこちで鹿が鳴いています。
a0018313_23204321.jpgそしていよいよ東大寺

朝9時。
いつも大にぎわいの大仏殿ですが、まだ人影もほとんどなし。
a0018313_23331318.jpg大仏はあまりに大きすぎて、なかなか大きさの実感が湧きません。
手のひらや肩の辺りに、身長170cmくらいの人形を置いてもらえると、大きさも分かると思うのですが…ダメですよね。
a0018313_23334333.jpgそんな大きさを少し実感できるのが、1本の柱に開いた穴。
この穴は、大仏の鼻の穴と同じ大きさと言われています。

いつもは子どもに占領されていますが、今日は人がいません。となると、くぐってみるしかない!?
私はちゃんとくぐれましたが、オットはみっちりはまって動けなくなってしまいました。
「引っぱってくれ~っ!」とじたばたしているオットをそのまま放って帰ろうと思いました。

a0018313_2340439.jpg大仏殿を出て、二月堂・三月堂へ。
特に素晴らしい仏像が、「これでもか!」というくらいに並んでいる三月堂は大好きなところ。
興福寺の国宝館もいいけれど、やっぱり仏像はお堂の中で見るのがいいです。

時間を忘れてしばし滞在。
見所満載の東大寺。
この後、正倉院を塀の隙間から見て、戒壇院へ。
お約束の四天王を見たあとは、東大寺では数少ない天平時代の建築物・転害門を見て、バスで近鉄奈良駅へ。

近鉄を西大寺駅で降りて、まず西大寺に立ち寄り。
ちょうど「秋の大茶盛式」の日だったのですが、中に入って見ることはできず残念。

a0018313_2355204.jpgそして、この旅行でオットがぜひ寄りたいと熱望していた秋篠寺へ。

ここには、芸術の神と呼ばれる「伎芸天像(ぎげいてんぞう)」が祀られています。

オットは、「音楽がうまくなりますように。」
私は、「陶芸がうまくなりますように。」
それぞれ、いつになく熱心にお祈りしました。
次に向かうは、西の京。
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薬師寺です。

前々管長の高田好胤(たかだ こういん)さんの楽しい法話は、修学旅行の思い出として残っています。
この高田好胤さんが東大寺再建に尽力し、伽藍全体が生まれ変わりました。

学生の頃は、目にも鮮やかな丹の朱色が偽物っぽくて好きになれなかったのですが、今あらためて訪れると、天平の人々が見た薬師寺そのままを見ているようで、これもなかなか良いものだと思えます。

a0018313_0183789.jpg私たちが訪れた10月9日は、天武忌・万燈会の日。

献燈が整然と並べられ、これに灯が入ったらさぞかし美しいだろうと思う一方で、見届けられないのが残念でもあり。

いつか、時間に縛られずに訪れたいと心から思いました。
ところで、薬師寺名物の法話ですが、今も毎日、15~20分刻みで行われています。
法話をするお坊さんは、1回ごとに交代。話す内容も、お坊さんによって異なります。
私たちが聞いたのは、若手の有働智奘(うどう ちじょう)さん。
テンポ良く大きな声で、内容も面白く、すごく楽しめました。
そう、まるでジャングルクルーズのよう。立派なエンターテインメントになってました。

この後、特別公開の国宝 吉祥天女画像と玄奘三蔵院伽藍の平山征夫画伯による壁画を見て、お隣の唐招提寺へ。

唐招提寺が平成大修理中であることは知っていましたが、どれほど見られるのか、奈良駅の観光案内所でもはっきり分かりませんでした。
で、現地へと赴いたわけですが、門の外から見る限り金堂は建家に覆われており、天平の甍の風景を堪能することは不可能。拝観受付で尋ねると、金堂内の仏像も見ることはできないとのこと。それでも拝観料は通常通り(600円)。
今回は、拝観を見送ることにしました。
そして、本日の旅館のある法隆寺へ。


■第4日 法隆寺~中宮寺~富本憲吉記念館 -10月10日-
4日目、朝から今にも降り出しそうな天気。
最終日のメインは、法隆寺
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いつ来ても変わらぬ姿に、安心します。
そう思ったとき、奈良と京都のお寺の一番の違いは、周囲の風景にあると思い当たりました。
京都の寺は、塔やお堂の向こうにビルが見えます。(もちろんそうでないところもありますが)
奈良の寺は、昔ながらの山や森の木々が見えます。
私が京都よりも奈良が好きなのは何故か、今まではっきりと分からなかったのですが、どうやらこんなところに理由がありそうです。

大宝蔵殿で飛鳥・奈良時代の数々の仏像などを見て、夢殿へ。
残念ながら、救世観音像は見られず。
そのまま、お隣の中宮寺に行く頃には、再び雨が降り始め、ちょうど雨宿りの格好になりました。

中宮寺の半跏思惟菩薩像は、いつも変わらぬ微笑をたたえたとても愛らしい仏像です。
それにしてもこのお堂の味気なさ!せめて木造だったら良かったのに。

雨がやみそうにないので、法起寺・法輪寺はやめて富本憲吉記念館に向かうことに。
ここについての詳細は、こちらに書きましたので省略します。

かくして、4日間の奈良・大和路散歩は終了。
とても楽しい旅でした。

紅葉には早い、数々の特別拝観のタイミングも逸している、そんな中途半端な時期の旅行でしたが、写真を見て分かるように、観光客が少なくゆっくりじっくり楽しめるというメリットはありました。
それでも今度行くときは、ちゃんと時期を見て行きたいと思います。
ま、今回は下見と言うことで。

ちなみに、集めた御朱印は
長谷寺・法起院・橘寺・飛鳥寺・岡寺・法華寺・不退寺・興福寺南円堂・興福寺金堂・春日大社・東大寺大仏殿・東大寺二月堂・東大寺三月堂・西大寺・薬師寺・薬師寺吉祥天像・法隆寺・中宮寺
以上18カ所(×300円)でした。

追記:今、何かと注目されているTBS。唐招提寺にからんで、こんなところにも顔を突っ込んでいるのですね。
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by lucky-ukky | 2005-10-16 01:34 | TRAVEL/旅行
■第1日 長谷寺~飛鳥 -10月7日-
東京駅発6:00ののぞみ1号に乗り、京都経由で奈良・長谷寺へ。
午前10:00頃に長谷寺駅到着。

a0018313_14383463.jpgまずは、参道にある長谷山口坐神社へお参り。

天岩戸をこじ開けて天照大神を引っぱり出したという手力雄命(たじからおのみこと)を祀っています。
この地が、大和の国と伊勢を結ぶ要衝の地だったことを考えると、手力雄命が祀られていることには何か意味があるのでは?なんて思ったり。
a0018313_14435251.jpgそして長谷寺へ。
花や紅葉の季節ではないので、人気もまばら。
ゆっくり参拝できるのはいいけど、せっかく遠路来るのだから美しい風景を見たい思いもあり、私はちょっとフクザツな心境。

一方、初めて訪れたオットはけっこう満足の様子。
息を切らしながら回廊を上り、本堂の身の丈10mを超える大きな十一面観音にしばし見入っていました。

私はここで御朱印帳を買い求め、スタンプラリーよろしく御朱印を集めることにしました。これがこの旅行一番の散財の元になるとも知らずに…
長谷寺を降りてきて、ちょっと早めの昼食として門前の店でにゅうめん定食(1250円)を。
参道の途中にある法起院に寄り、飛鳥へと向かいます。

飛鳥駅前でレンタサイクルを2日間(1500円)で借り、飛鳥巡り。
ところが、空は雨模様。ともかく、民宿に荷物を置かせてもらい、カッパ着用で外へ。

川原寺の礎石の並びを左手に見つつ、まずはちょっと小高いところにある橘寺に向かいます。

a0018313_14594232.jpgここは私も初めて訪れるところ。
ここから見る飛鳥の風景はまた格別です。飛鳥の最盛期には、川原寺をはじめ飛鳥の主要な施設が見渡せたことでしょう。
聖徳太子生誕の地と伝えられるこの寺は、酔芙蓉の花が咲き乱れていてとてもきれいでした。

この寺には、善と悪の二つの顔を持つといわれる二面石や、聖徳太子がお経を高じているときに月・日・星の光が輝いたという三光石など、不思議な石があります。
何ともひなびた風情の静かな寺は、実は謎に包まれているのです。
a0018313_20313191.jpgこの後、蘇我入鹿殺害(いわゆる大化の改新)の現場と伝えられる飛鳥板葺宮へ。

黄金色の稲穂の中に忽然と現れる芝生と石畳の公園。それが伝飛鳥板葺宮。
1360年前の権力争いの中で起こった暗殺事件に思いをはせるには、あまりに平和な風景です。
ここから自転車で2分もかからないところには入鹿首塚が。
そしてそのすぐ目の前には飛鳥寺

a0018313_2041554.jpg中大兄皇子と中臣鎌足が出会ったと伝えられるこの寺も、飛鳥地域の他の寺同様、往時の隆盛ぶりはなく、静かで小さな寺となっています。

本堂には、歴史の教科書に出てきたアルカイックスマイルの大仏様。
何度も火災にあって、修復の後も痛々しい。

お寺の方の解説がひととおり終わると、
「どうぞご自由に仏様の写真を撮ってください」とのお言葉。
写真を撮って、いつも身近に置いてくださいとの配慮なのだとか。なるほど~!
降ったりやんだりの雨模様の中、次は飛鳥資料館へ。
ここで私が一番見たかったのは、復元された山田寺東回廊でした。
私の卒論テーマは、山田寺を開設した蘇我倉山田石川麻呂とその時代について。
今読み直してみると、赤面してしまうほど浅薄で、論文というよりは時代小説のようですが、やっぱりここには思い入れがありました。
復元された回廊を目の前にして、感慨ひとしおです。

a0018313_21020100.jpg資料館の外に出ると、西の空に傾いた日が小雨を照らして虹が!

雨(rain)の弓(bow)とはよく言ったモノです。
a0018313_2151565.jpg第1日目の締めくくりは岡寺

必死になって坂道をこぎ上がり、三重塔のふもとで見たのは
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飛鳥の夕暮れでした。


■第2日 飛鳥~佐保路~興福寺~春日大社 -10月8日-
2日目は朝から雨。
カバンをビニール袋に入れてカッパを着込み、レンタサイクルで亀石を経て高松塚古墳へ。
すっかり整備されて史跡公園となっている高松塚古墳にちょっとビックリ。
本来ならゆっくり散策したいところだけど、雨が激しくなったため、急いで高松塚壁画館に入りました。
ここでは壁画や石室内が見事に再現されていて、古代の雰囲気を少しだけ体感できます。
高松塚古墳の解体保存についてのアンケートも実施されていましたが、特に意見もなく答えられず。

飛鳥駅から近鉄に乗り、奈良駅へ。着く頃には雨も上がりました。
本当は浄瑠璃寺に行きたかったのだけど、バスの本数が少なくて時間が合わず断念。
急遽、来たバスに飛び乗って法華寺に向かいました。

ここは藤原不比等の家があったところ。平城宮にも近く、さぞかし通勤便利だったことでしょう。
オットは今日も熱心に仏像を拝観しています。ちょっと意外。
私は尼僧さんが一つずつ手づくりするかわいい御守犬を購入。

法華寺から、在原業平ゆかりの不退寺へ。
平安の色男・業平がつくったと言う聖観音立像を見ていたら、雷雨襲来!
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お寺とご本尊の説明をしてくれた檀家のオバサンが、
「この雨でもしお寺がつぶれでも、それもご縁と言うことで…」
と、ひと言。
それが冗談と分かっていても笑いが引きつるくらい古い寺でした。

奈良駅に戻り、釜めし志津香で遅い昼食。
予定ではこの後、東大寺・興福寺・春日大社に行くつもりでしたが、天気も相変わらず降ったりやんだりで歩きまわりにくく、とても無理と判断して東大寺は翌日に変更。

まずは、近くの興福寺へ。ここもまた、法華寺同様、藤原氏縁の寺。
a0018313_2227194.jpgさすが奈良。
さっそく鹿がお出迎え。

国宝建築だらけの境内をそぞろあるいて、これまた国宝彫刻だらけの国宝館へ。
ここでもオット、
「教科書で見たことのある仏像ばかりだ~!」
と、とても熱心に見ていました。
いったいいつから仏像に興味が??

と感心しつつ、私もお気に入りの仏像の前を行ったり来たり。
ふと気がつくと、4時過ぎになっていて春日大社へ行くためのタイムリミットが来てました。

再び降り出した雨の中、薄暗い春日の杜を急いで春日大社へ。
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ここでも、スタンプラリー…いえいえ御朱印を書いてもらいながら、ふと、
「あれ?ここは神様では?なのに御朱印??」

ちょっとヘンな気もしましたが、多神教の国、神々の棲む大和の国ならではということで、不問に付すことに。

面白かったのが、「悩み事お祓いコーナー」。
用紙に悩みをありのままに書いて封筒に入れて納めると、後日まとめてお祓いしてくれるというもの。
しかも無料。
オット、何やら熱心に書いてましたが、いったい何を?
そんなこんなで疲れてよろけながら、猿沢池近くの素泊まり6500円(熟年旅行とは思えない!)の旅館に戻り、2日目の夜が過ぎていったのでした。
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by lucky-ukky | 2005-10-15 22:53 | TRAVEL/旅行